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株式会社 東京マイクロ 取締役管理本部長 工藤 敏之氏

顧客の要望に合わせて開発 重要部品は自社生産スマートビズ01_01
昭和49年の創業以来、小型精密モーターを開発・製造してきた専門企業。「すべてがお客様のカスタマイズ商品」と工藤さんがいうように、完全受注生産で、取引先の要望に合わせて製品を設計・開発・製造しています。主力商品はカメラなどのレンズまわりに使われる小型モーター。普段使用されている一眼レフカメラやビデオカメラ、監視カメラ、プロジェクターなどにも東京マイクロの製品が多く使われています。
主要取引先はNECグループ、キヤノングループ、セイコーエプソンなどの大手企業。「お客様第一」をモットーに、「要望をいち早くキャッチしながら、100%を目指してニーズに応える」ことを心がけているそうです。さらに、競合他社との差別化を図るべく、マグネットなどモーター製造に必要な部品の一部の内製化にもいち早く着手。より精密で精度の高いものが作れるだけでなく、コスト削減とリードタイムの短縮化も実現しました。「良品をスピーディーに供給することで、信頼関係の構築にもつながりました」と工藤さんは振り返ります。
平成7年には中国の上海に、平成15年にはベトナムのハノイに生産工場を設立。海外工場では生産ラインを極力短縮し、多品種・小ロット生産の要求にもきめ細かく対応。フレキシブルな生産体制を確立スマートビズ01_03しました。
さまざまな工夫で顧客の信頼とニーズに確実に応えてきた姿勢は、同社のヒットの法則そのもの。既存の取引以外でも市場を拡大できるよう常に市場動向を調査し、新しい仕事にも積極的にチャレンジしています。「新しい仕事をすることで技術が蓄積され、技術力もアップします。培ってきた技術をアピールし、これからもさまざまな製品開発に取り組んでいきたい」と話してくれました。

 

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