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たてしなップル 統括ディレクター 支配人 武者 文博氏(右) スタッフ 吉村 多光子さん(左)

sb01真摯な気持ちを持ちながら良いものを誠実に届けたい

100%立科産の完熟りんごを使ったクオリティの高いジュースやシードルが全国的にも高く評価されているたてしなップル。設立は平成15年、武者さんが「歯ごたえ、味ともに日本一」と称する立科のりんごを使い、ジュースとして製品化したのが始まりでした。本来りんごジュースは、傷がついてしまったものなどを原料としますが、たてしなップルでは、贈答用の高品質りんごのみで製造。 720mlで1000円という通常の約4倍近い価格で販売を開始しました。「大手と同じ汎用ジュースでは勝てない」と考え、他社との差別化を図り高級路線に踏み切ったのです。

完熟りんごを丸ごと絞った 果肉入りのりんごジュース

完熟りんごを丸ごと絞った
果肉入りのりんごジュース

皮や芯も丸ごと絞り、特殊な濾し方で果肉を残すので、完熟りんごの美味しさをそのまま味わえる逸品ですが、当初地元ではなぜ高いのかを理解してもらえませんでした。都内のホテルや高級レストランに売り込み、熱心に販売促進を続けた結果、大手百貨店に認められ地域ブランドとして確立。3年後にようやく地元の人にも「高いけれど美味しい」と言っていただけるようになったと振り返ります。
同社のもう一つの看板商品がシードルです。高糖度のふじリンゴを原料に、フランス・ノルマンディ地方伝統のビン内二次醗酵方式“シャンパーニュ製法”を採用。無補糖、無補酸、亜硫酸塩無添加が自慢です。
「美味しいものを美味しいと言ってくださる人に届けたい」と話す武者さん。自社農園では土作りからこだわり、りんごを栽培。最近では糖度が立科の標準より2度高い「いぼりりんご(高糖度のため表面に凹凸があるりんご)」が穫れるようになったとか。より良い商品作りのための努力も怠りません。
「辛い時も辛抱して真摯な気持ちで誠実に働きかければ、結果はあとからついてくる。継続は力なりです」というのが武者さんのヒットの法則。
シンガポールや台湾、香港など海外展開もスタートし、立科りんごの美味しさを世界に発信していきます。

芳醇な香りが楽しめるりんごの微発泡酒「シードル」は、長野県原産地呼称管理認定商品。微甘口のデミ-セックと辛口のブリュットの2種類。750ml各3,240円

芳醇な香りが楽しめるりんごの微発泡酒「シードル」は、長野県原産地呼称管理認定商品。微甘口のデミ-セックと辛口のブリュットの2種類。750ml各3,240円

国道142号線沿いのアンテナハウス

国道142号線沿いのアンテナハウス

商品販売のほかアップルパイなどカフェメニューも楽しめます

商品販売のほかアップルパイなど
カフェメニューも楽しめます

 

TEL0267-56-3555
立科町茂田井2564-1