佐久、小諸、上田…東信のことなら、ぷらざINFO
マークはクーポン券付きのお店です
(2014年11月1日)
父である貞男さんがスキーポール(ストック)の製造メーカーとして創業。平成10年に自身が社長となりナイト工芸を設立しました。現在の主力商品はノルディックウォーキングポール。製造を始めたのは平成20年のことでした。
日本におけるノルディックウォーキングは、2種類のスタイルがあります。斜めにポールを突き、体を押し
出すように前進する「アグレッシブスタイル」と、ポールを前に突いて歩行を補助し安定させる「ディフェンシブスタイル(別名:ポールウォーキング)」。突き方が違えば使うポールも違います。当時、アグレッシブスタイルの専用ポールは外国製のものしかなく、1組2万円以上と高価なのが難点でした。手を包み込むストラップの形状特許をフランスのサロモン社が持っていたため、日本製のポールはどれもディフェンシブスタイルだったそうです。「うちはどちらでいこうか…」と内藤社長が迷っていたとき、当時ノルディックウォーキングの普及に取り組んでいたスキー団体からアグレッシブスタイル専用ポールの製作依頼がありました。「普及には低価格のポールが必要」という言葉に後押しされ、開発に着手。早速サロモン社の日本法人に掛け合い、フランスのサロモン本社とストラップ形状特許の使用契約を結び、フルカーボン製で1万円を切る価格のポールの商品化を実現させました。現在は年間2万本を製造しています。
自分が「いい」と思っても消費者に受け入れられず、売れない商品を作ってしまったという苦い経験もあり、「取引先、消費者、いろいろな人の意見を聞くことがヒットにつながる」と内藤社長は話します。
平成23年には、ポールを通じて交流のあった大学教授らと共同で「ブローライフル」を開発。自社の製品を使った新たなスポーツの普及にも取り組んでいます。
«PREV
NEXT»
月刊ぷらざ編集部(株式会社信州広告社)
Copyright(c) saac.co.ltd All Rights Reserved.
さまざまな人の意見に耳を傾け商品を開発し普及につなげる
父である貞男さんがスキーポール(ストック)の製造メーカーとして創業。平成10年に自身が社長となりナイト工芸を設立しました。現在の主力商品はノルディックウォーキングポール。製造を始めたのは平成20年のことでした。
日本におけるノルディックウォーキングは、2種類のスタイルがあります。斜めにポールを突き、体を押し
出すように前進する「アグレッシブスタイル」と、ポールを前に突いて歩行を補助し安定させる「ディフェンシブスタイル(別名:ポールウォーキング)」。突き方が違えば使うポールも違います。当時、アグレッシブスタイルの専用ポールは外国製のものしかなく、1組2万円以上と高価なのが難点でした。手を包み込むストラップの形状特許をフランスのサロモン社が持っていたため、日本製のポールはどれもディフェンシブスタイルだったそうです。「うちはどちらでいこうか…」と内藤社長が迷っていたとき、当時ノルディックウォーキングの普及に取り組んでいたスキー団体からアグレッシブスタイル専用ポールの製作依頼がありました。「普及には低価格のポールが必要」という言葉に後押しされ、開発に着手。早速サロモン社の日本法人に掛け合い、フランスのサロモン本社とストラップ形状特許の使用契約を結び、フルカーボン製で1万円を切る価格のポールの商品化を実現させました。現在は年間2万本を製造しています。
自分が「いい」と思っても消費者に受け入れられず、売れない商品を作ってしまったという苦い経験もあり、「取引先、消費者、いろいろな人の意見を聞くことがヒットにつながる」と内藤社長は話します。
平成23年には、ポールを通じて交流のあった大学教授らと共同で「ブローライフル」を開発。自社の製品を使った新たなスポーツの普及にも取り組んでいます。