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(2013年4月30日)
EM自然農法とは、有用微生物群(EM)を使って土壌を改良し、化学肥料や農薬などを使わずに生き生きとした作物を育てる農法のこと。EMに含まれる発酵型の菌自体に抗酸化力があるので、腐敗や病気を防ぎ、汚染物質を分解して土壌自体を健康にします。 EM自然農法に携わる農家7人で田七屋を立ち上げたのは1999年のこと。小諸市の畑でEM自然農法を始めた小泉さんを中心に、合同で近隣のスーパーへ野菜を卸し、評判を得てきました。4年前には軽井沢大通りにアンテナショップもオープン。メンバーは増減しつつ、現在は小諸・佐久地域から軽井沢町、東御市、長野市、千曲市の15軒の農家で、おいしく健康な作物づくりに携わっています。
自然農法というと草取りなど労力がかかるイメージですが、それよりも「自然農法の難しさは、ロスが大きいこと」と小泉さん。農薬を使わないため、畑が丸ごと虫にやられてしまえば、それがすべて廃棄対象となってしまいます。虫食いなどで省いた野菜や果実を使って加工品を作り始めたのは、そのロスをできる限りなくし、販売価格を低く抑えるためでした。軽井沢店のオープンをきっかけに、野菜そのものの味を生かしたドレッシングや辛み味噌、ジュースなど、さまざまな新商品を提案して、今では軽井沢を代表するお土産品として人気を集めるまでになっています。昨夏から販売しているプレミアムトマトジュースは、栽培期間農薬不使用の桃太郎トマトのみを粗く絞ったもの。東京の有名レストランでも「フルーツトマトをそのまま砕いたものより、飲みやすくトマトらしい味」として、お客様に出されています。
ヒットの法則として「食の安全が重視されるいい時代にぶつかったこと」を前提にしつつ、加工品の企画販売など「今に納得せず新しいことに取り組む姿勢が、結果として評価につながったのでは」と小泉さん。「収入面など考えると大変なことが多いですが、将来はもっと安全な農業を目指す仲間同士で手をつなぎ、志のある若い農家の力になれるといい。若い人にも、販売につながるまで信念をもってやり遂げてほしいですね」と、今後の展望も話してくれました。
田七屋 TEL0267-42-3073 (軽井沢店) 軽井沢町軽井沢1323-525
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農家の立場から発信
EM自然農法に携わる農家7人で田七屋を立ち上げたのは1999年のこと。小諸市の畑でEM自然農法を始めた小泉さんを中心に、合同で近隣のスーパーへ野菜を卸し、評判を得てきました。4年前には軽井沢大通りにアンテナショップもオープン。メンバーは増減しつつ、現在は小諸・佐久地域から軽井沢町、東御市、長野市、千曲市の15軒の農家で、おいしく健康な作物づくりに携わっています。
ヒットの法則として「食の安全が重視されるいい時代にぶつかったこと」を前提にしつつ、加工品の企画販売など「今に納得せず新しいことに取り組む姿勢が、結果として評価につながったのでは」と小泉さん。「収入面など考えると大変なことが多いですが、将来はもっと安全な農業を目指す仲間同士で手をつなぎ、志のある若い農家の力になれるといい。若い人にも、販売につながるまで信念をもってやり遂げてほしいですね」と、今後の展望も話してくれました。
田七屋
TEL0267-42-3073 (軽井沢店)
軽井沢町軽井沢1323-525