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(2013年1月31日)
ランドセル製造専門のチクマは、業界で国内上位のシェアを誇るナース鞄工㈱(東京都)の長野工場として1963年に設立されました。現在は大手量販店や百貨店向けのOEM製品を中心に、自社ブランドの「キッズ・アミ」シリーズなど、年間10万個のランドセルを子どもたちの元に送り出しています。大人のバッグのようにファッション性が高まり、カラーバリエーションも多彩になったランドセル。ラメや刺繍のアクセントが入ることが定番化しており、作り手にとっては年を追うごとに作業の工程が増えるのが、苦労であり楽しみでもあるようです。最新のコンピュータミシンで効率化を図る一方で、肩ベルトの付け根などには手縫いを採用するなど、できるだけ手をかけるのが創業当初からのチクマの信条。量販店のシビアな納期にも応える速さと、6年間の小学校生活にしっかり寄り添える品質の高さを両立させるべく、約70名の社員が一丸となって取り組んでいます。
「少子化の影響で市場の規模自体は小さくなっていますが、きちんとした品物を届けることでシェアは確立できます」と自信を持って語るのは社長の森本清一さん。新規入学児童が100万人を切る中でもチクマの生産数はこの2~3年で急激に増え、秋には敷地の道路向かいに新工場が完成するそうです。これまで東京本社で行われていた材料の裁断が佐久で行われるようになれば「部品製造からの一貫生産が可能になり、より細かく目が届くようになる」と森本社長。工場内で働く若い技術者のスキルアップも目指し、さらに生産量を増やしたいと考えています。こうしたヒットの法則について尋ねると「時代の流れに乗れるかどうかも鍵ですが」と前置きをしながら、「良いものをきちんと作る」という製造業の原点を大切にすることが、長い目で見てヒットにつながっていくのではないかと答えてくれました。
もうすぐ入学シーズン。「店に並んだ商品や、ランドセルを背負った子どもたちの嬉しそうな顔を見るのが一番の励み」という森本社長の言葉には、ランドセル製造に携わる人の誇りと喜びが凝縮されていました。
有限会社チクマ TEL0267-58-2502 佐久市蓬田126-1
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縮小市場でも飛躍できる鍵
ランドセル製造専門のチクマは、業界で国内上位のシェアを誇るナース鞄工㈱(東京都)の長野工場として1963年に設立されました。現在は大手量販店や百貨店向けのOEM製品を中心に、自社ブランドの
「キッズ・アミ」シリーズなど、年間10万個のランドセルを子どもたちの元に送り出しています。大人のバッグのようにファッション性が高まり、カラーバリエーションも多彩になったランドセル。ラメや刺繍のアクセントが入ることが定番化しており、作り手にとっては年を追うごとに作業の工程が増えるのが、苦労であり楽しみでもあるようです。最新のコンピュータミシンで効率化を図る一方で、肩ベルトの付け根などには手縫いを採用するなど、できるだけ手をかけるのが創業当初からのチクマの信条。量販店のシビアな納期にも応える速さと、6年間の小学校生活にしっかり寄り添える品質の高さを両立させるべく、約70名の社員が一丸となって取り組んでいます。
もうすぐ入学シーズン。「店に並んだ商品や、ランドセルを背負った子どもたちの嬉しそうな顔を見るのが一番の励み」という森本社長の言葉には、ランドセル製造に携わる人の誇りと喜びが凝縮されていました。
有限会社チクマ
TEL0267-58-2502
佐久市蓬田126-1