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(2013年12月28日)
一般には「ちゃたまや」の名前の方が知られているかもしれません。2000年に農場から立ち上げた、卵と卵加工品直売の「ちゃたまや」は、1日1万2000個の卵を売り上げる人気ショップ。浅科本店とJR軽井沢駅前の2号店をはじめ、2009年からは東急、高島屋、三越、東武、京急、阪急など全国の百貨店にも催事出展し、都心でも「ここの卵以外は食べない」という熱烈なファンを増やしてきました。
「そのファンの人たちのために、いい仕事をしていきたい」というのは、23年前に創業者の父親から養鶏農場を引き継いだ滝沢代表。社訓に「たまごを通じた幸せづくり」を掲げ、農場・販売・製造の現場すべてで「幸せとはなにか」を追究しています。
継いだ当初は、当時の飼育数3万6千羽を10万羽に増やすのが目標だったとのこと。しかし目標達成を目前にして、飼育数と利益が比例しないことに気づき、愕然としたそうです。折しも輸入卵が国内市場を圧迫する懸念が高まっていた頃。それならば少数でも、買ってくれる人のためにより良い卵をしっかり作っていこう…。こうして「ちゃたまや」は、丹精込めた卵の味と作り手の思いを広く知ってもらうために、生み出されました。
シュークリームやプリンなどのスイーツは県外からも買い手が訪れるほどの人気ですが、「卵の持っている力を出しただけ」と滝沢代表は言い切ります。「レシピはフランス伝統のシンプルなもの。卵でこんなに変わるんだと評価していただけたら嬉しいです」。2014年秋には浅科本店の隣に、鶏肉や卵を使った飲食店もオープン予定。新しい展開の中で、さらなる卵の魅力を教えてくれそうです。
また10月から滝沢代表が始めたユニークな事業が、農場直送のにわとり飼育セット「にわとり当番」です。にわとり3羽と飼育小屋、オリジナルえさのセットで、設置や育て方の相談にも随時のってもらえるというもので、ペットとして庭で雌鶏を飼う人が少しずつ増えているのだとか。メスだけなら実は匂いも鳴き声による騒音もほとんどなく、掃除や散歩の手間なども必要ないため、「にわとりと一緒に暮らす楽しさを、子どもたちや多くの人に知ってもらえたら」と滝沢代表も力が入ります。ちなみに品種は国産鶏のもみじ、あずさなど7種類から選択可。毎朝の生みたて卵のおいしさに、農場に喜びの電話がかかってくることもしばしばだということです。
ブラウンエッグファーム TEL0267-51-5810 佐久市桑山356-1
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作り手一丸で「幸せ」を届ける
継いだ当初は、当時の飼育数3万6千羽を10万羽に増やすのが目標だったとのこと。しかし目標達成を目前にして、飼育数と利益が比例しないことに気づき、愕然としたそうです。折しも輸入卵が国内市場を圧迫する懸念が高まっていた頃。それならば少数でも、買ってくれる人のためにより良い卵をしっかり作っていこう…。こうして「ちゃたまや」は、丹精込めた卵の味と作り手の思いを広く知ってもらうために、生み出されました。
ブラウンエッグファーム
TEL0267-51-5810
佐久市桑山356-1