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(2014年1月31日)
活魚・鮮魚をはじめ、野菜から冷凍食品まで幅広く扱う株式会社八風。活きのいい海鮮料理を堪能できる割烹料理店としても知られており、現在ではJR佐久平駅周辺を中心に、佐久市内外で5店を展開しています。
始まりは1982年に中軽井沢でオープンさせた「和風料理八風」。軽井沢生まれ・軽井沢育ちの中里社長が、仕事先の仙台で初めて出会った港町の魚の新鮮さ、味の良さに衝撃を受け、「この感動を地元の人と分かち合いたい」という情熱から生み出した、第1号店です。
当時、長野県には高速道路も新幹線も通じていない時代。心配する周囲の反対を押し切るかたちで、いち早く信州に活魚を運び込むルートを探り始めた中里社長は、碓氷峠を越えた群馬県の市場に焦点を当てました。「小売をやればセリに参加する権利がもらえると聞いて、飲食店と合わせて魚屋も始めてね。雪が積もれば行くのに3時間かかるから、23時に店を閉めて、夜中の1時には市場へ出発していたなあ」と、その苦労は並大抵でなかった様子。けれど、いつも新鮮な魚を店に出したいという思いで、2年の間、1日も休まずにセリに参加したそうです。
1987年にオープンさせた西軽井沢の2号店では、より活きのいい魚介を提供しようと、鯛や伊勢海老、車海老などのいけすを店内に設置しました。当時、飲食店が直接いけすを置くことは珍しく、ほかの飲食店からも魚を分けてほしいと要望が続いたそうです。さらに1999年開店の「活魚黒潮市場」(現・八風水産市場)では、20t分の巨大な水槽を店内に置くことに。買った魚をその場でお造りにできる、県内でも例のない小売店として話題を呼びました。
和食料理店から次々と個性的な店を展開してきた中里社長は、そのヒットの秘訣について「安く、おいしく、ボリュームのあるメニューでお客様を惹きつけること」と語ります。「そのためには市場の流れを見て、価格を把握し、本当においしいものを勉強することも必要ですね」。九州や沖縄も含め、全国の魚市場はほぼ回り尽くしてきたという中里社長。今後ますます攻めの姿勢で、信州に鮮魚の新たな魅力を届けてくれそうです。
株式会社八風 TEL0267-66-7809 佐久市佐久平駅東3-1
月刊ぷらざ編集部(株式会社信州広告社)
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新しい発想で信州へ届ける
始まりは1982年に中軽井沢でオープンさせた「和風料理八風」。軽井沢生まれ・軽井沢育ちの中里社長が、仕事先の仙台で初めて出会った港町の魚の新鮮さ、味の良さに衝撃を受け、「この感動を地元の人と分かち合いたい」という情熱から生み出した、第1号店です。
株式会社八風
TEL0267-66-7809
佐久市佐久平駅東3-1