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(2014年7月3日)
鹿児島県に本社を持つ高山CHOYAソーイングは、東京・日本橋で創業125年の歴史を誇る「蝶矢シャツ」100%出資の縫製会社。信州工場は、そのオーダーシャツ部門として昭和30年代から業務移管を受け、高島屋やそごう、伊勢丹などの一流百貨店で受注されたフルオーダーを中心に、1枚ずつお客様の体に合ったシャツを仕立ててきました。要望に沿って丁寧に作られるシャツは、有名英国ブランドやシャツファクトリーなどナショナル・デザイナーブランドのものをはじめ、1日400枚以上。オーダーシャツ工場として日本トップクラスの技術と規模を誇っています。 この工場で、新しく企画されたのが地元特産の伝統生地・上田紬をあしらったシャツ。すでに鹿児島工場で大島紬を使ったシャツが作られていたのをヒントに、上田紬の落ち着いた色柄を、襟や胸ポケット、カフスにあしらった、信州ならではのシャツを生み出しました。
「これまで異生地を組み合わせる例はありませんでした。綿やポリエステルと、絹製品である紬の伸び率の違いなどで、非常に苦労しました。色落ちにも気を使いましたね」と振り返るのは、信州工場長の大平裕介さんと企画から担当してきた生産部の木内貞美さん。上田市の紬工房に何度も足を運び、工房内で色落ちしないものを作ってもらうなど、試作を重ねたそうです。洒落た伝統柄のシャツは完全オーダーで、1着9000円〜。現在は黒白格子とグレー刷毛目模様の2種類ですが、今後は柄やデザイン、レディース用のパターンも増やしていく予定です。 伝統からヒットを生み出す法則を聞くと「人の力ですね」と声を揃えるおふたり。「裁断も縫製も仕上げも、どんな最新機械があっても、人の技術がないと使いこなせません。8割以上女性スタッフなのですが、そのきめ細かな技術や心配り、女性ならではのアイデアを、生産ラインで生かすことが大事だと思います」と話してくれました。
月刊ぷらざ編集部(株式会社信州広告社)
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女性の細やかな視点と技術で
全国に誇るオーダーシャツを生産
鹿児島県に本社を持つ高山CHOYAソーイングは、東京・日本橋で創業125年の歴史を誇る「蝶矢シャツ」100%出資の縫製会社。信州工場は、そのオーダーシャツ部門として昭和30年代から業務移管を受け、高島屋やそごう、伊勢丹などの一流百貨店で受注されたフルオーダーを中心に、1枚ずつお客様の体に合ったシャツを仕立ててきました。要望に沿って丁寧に作られるシャツは、有名英国ブランドやシャツファクトリーなどナショナル・デザイナーブランドのものをはじめ、1日400枚以上。オーダーシャツ工場として日本トップクラスの技術と規模を誇っています。
この工場で、新しく企画されたのが地元特産の伝統生地・上田紬をあしらったシャツ。すでに鹿児島工場で大島紬を使ったシャツが作られていたのをヒントに、上田紬の落ち着いた色柄を、襟や胸ポケット、カフスにあしらった、信州ならではのシャツを生み出しました。
「これまで異生地を組み合わせる例はありませんでした。綿やポリエステルと、絹製品である紬の伸び率の違いなどで、非常に苦労しました。色落ちにも気を使いましたね」と振り返るのは、信州工場長の大平裕介さんと企画から担当してきた生産部の木内貞美さん。上田市の紬工房に何度も足を運び、工房内で色落ちしないものを作ってもらうなど、試作を重ねたそうです。洒落た伝統柄のシャツは完全オーダーで、1着9000円〜。現在は黒白格子とグレー刷毛目模様の2種類ですが、今後は柄やデザイン、レディース用のパターンも増やしていく予定です。
伝統からヒットを生み出す法則を聞くと「人の力ですね」と声を揃えるおふたり。「裁断も縫製も仕上げも、どんな最新機械があっても、人の技術がないと使いこなせません。8割以上女性スタッフなのですが、そのきめ細かな技術や心配り、女性ならではのアイデアを、生産ラインで生かすことが大事だと思います」と話してくれました。