ぷらざINFO/スマートビズ

白ほたる 豆腐店

直感に従って臆せず進み楽しみながら心を込めて作る

sb_01

昨年3月、畑が広がるのどかな南軽井沢で森友実さんは豆腐屋をはじめました。浅間山麓の天然水と国産大豆、天然にがりだけで、からだにやさしいお豆腐を作っています。

以前は東京でウェブ関係の会社に勤めていた友実さんと雄大さんご夫妻。ある日、様々なつながりを経て、群馬にある自然製法のお豆腐屋さんが後継者を探しているという話を耳にします。マクロビオティックなど自然食への関心が高く、パソコンに向かう毎日に違和感を感じていた友実さんは、すぐにご主人と一緒に群馬へ向かいました。後に師匠となるその方の店や仕事を見たとたん「これだ!」と思ってしまった友実さん。ご主人の後押しもあり、約1年半、師匠の元へ通い豆腐作りを学んだ後、独立。お店に並ぶのは、ほどよい堅さがあり、しっかりとした旨味を感じる木綿豆腐、クリーミーで甘みのあるよせ豆腐など、シンプルでも主張のある商品たち。常連客も増え「ここのお豆腐なら安心」と遠方からわざわざ買いに訪れる人も少なくありません。

愛される商品、店作りの秘訣など、ヒットの法則を尋ねると「心を込めてやるだけです。経験も何もない私は、一生懸命やるしかなかったんです」と友実さんが言えば「直感に従ってやってきたのも良かったんだと思います」と雄大さんが付け加えます。今年に入り、雄大さんも会社を退職。本格的に大豆作りをはじめました。雄大さんが育てた無農薬、自然栽培の大豆で友実さんが豆腐を作ります。

毎日が楽しくて仕方ないと満面の笑みを浮かべ、お客さんが来ると店の外まで届くほどの声で「いらっしゃいませ!」「ありがとうございます!」と声をかけます。「ここに来て、お豆腐を食べることで元気になってほしい」友実さんは目を輝かせながら話してくれました。良いものを作りたいというまっすぐな思いと、底抜けの明るさが、おいしい豆腐を生みだしています。

 

sb_03

sb_05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sb_04 sb_02