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(2012年5月31日)
果実ジャム、ミルクジャムなど年間約50種類を製造・販売する沢屋のジャムの中で、ロングセラーを誇るのがストロベリージャム。イチゴの形をそのまま残したやさしい風味がヨーロッパの家庭の味を彷彿とさせ、有名百貨店やネット市場でも人気を呼んでいます。
始まりは青果店を営んでいた昭和30年代、常連客からのリクエストを受けた先代が、別荘の奥様方にレシピを教わりながら完成させたもの。「ジャムといえば糖度を高くして煮詰めたものが当たり前の時代、プレザーブタイプ(※1)は日本では先駆けの存在でした」と振り返るのは現社長の古越道夫さん。今でも自らを八百屋と呼び、果実や野菜を知り尽くした青果のプロの視点でのジャム作りを目指しています。
食品メーカーの要である冷凍庫をあえて設けないのは、産地から届いた素材をその日のうちに瓶詰めまでのラインにのせるため。添加物を加えず、糖度を40度前後に低く抑えるのは、生食できる上質な果実の味をそのまま生かすため。昨年は食品製造の国際規格に沿った新工場を稼働させ、衛生管理や省エネをより徹底させました。敷地面積は旧工場の約3倍。「量産に傾いたのではなく、働くスタッフにとっての環境の良さを突き詰めた結果。それが効率や企業のコンプライアンス(法令遵守)、品質の高さに反映されるのです」。
素材に対する真摯な姿勢は、老舗百貨店にも評価され、全国の取扱店は現在80店舗を越えます。現地の要請を受け、06年から台湾、香港にも卸し始めました。「何がヒットにつながるかは正直、分からないよね」と笑いながらも古越さんが示してくれたヒットの法則は「原点回帰」と「人の力」。「今、現場には最高のスタッフが揃っている」として、「新商品を次々開発する中でも、常に、これは沢屋の暖簾を掲げられるものかを全員に考えてもらっている」といいます。本物を見極め、扱うのが青果のプロ、八百屋の誇り。目利きだけが生き残る個人商店時代からの矜持と団結力が、良い品を求める顧客の確かな信頼を勝ち得てきたのです。
※1:プレザーブタイプジャム/つぶしたジャムに対して果実の形を残したもの
株式会社沢屋 TEL.0267-46-2400 軽井沢町塩沢702
月刊ぷらざ編集部(株式会社信州広告社)
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素材を見極める力から
果実ジャム、ミルクジャムなど年間約50種類を製造・販売する沢屋のジャムの中で、ロングセラーを誇るのがストロベリージャム。イチゴの形をそのまま残したやさしい風味がヨーロッパの家庭の味を彷彿とさせ、有名百貨店やネット市場でも人気を呼んでいます。
食品メーカーの要である冷凍庫をあえて設けないのは、産地から届いた素材をその日のうちに瓶詰めまでのラインにのせるため。添加物を加えず、糖度を40度前後に低く抑えるのは、生食できる上質な果実の味をそのまま生かすため。昨年は食品製造の国際規格に沿った新工場を稼働させ、衛生管理や省エネをより徹底させました。敷地面積は旧工場の約3倍。「量産に傾いたのではなく、働くスタッフにとっての環境の良さを突き詰めた結果。それが効率や企業のコンプライアンス(法令遵守)、品質の高さに反映されるのです」。
※1:プレザーブタイプジャム/つぶしたジャムに対して果実の形を残したもの
株式会社沢屋
TEL.0267-46-2400
軽井沢町塩沢702