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有限会社 丸源 代表取締役 佐藤 源夫氏

信頼関係を大切にし 諦めずに一生懸命追い続けるsb01

鮮魚が自慢の和食店「海里」を営む有限会社丸源は、平成15年1月に水産物仲卸業として創業しました。日本料理の板前として長く和食店に勤務していた佐藤さんは、「自分のお店を持ちたかったので、夢を追っての創業でした」と話します。

「同業社からの独立ということもあり、1年目は取った取られたで顧客を確保するのにかなり苦労しました」と振り返ります。最初の半年間は市場での仕入れから配送まですべてをひとりでこなし、睡眠時間は1〜2時間ほど。sb07まさに身を削っての経営でしたが、2年、3年と経つうちにお客様の紹介で顧客が増え、5年後には念願の和食店をオープンすることができました。

信頼関係を何より大切にし、注文いただいたものは自分自身で揃えることにこだわる佐藤さん。お客様の代わりに目利きをしているという責任感は創業当時から変わらず、12年経った今でも毎朝0時半に起床し、ハンドルを握り高崎市場へ向かいます。台風で高速道路が通行止めになった時も、新潟周りで8時間かけて市場へ行き、仕入れをしました。「電話で無理ですと言えばそれですむのかもしれないけれど、みんなができない時にやるということに意味がある」と言います。

sb05「いいものを安く」をモットーに商品を選び、板前経験を活かしたメニュー提案、単価設定のアドバイス、さらにはオープン時の応援スタッフとしてお客様の送迎をしたこともあるとか。「臨機応変、変化対応」を念頭に、お客様が求めていることを実行しようと心がけているそうです。

そんな佐藤さんのヒットの法則は「物事を諦めずに一生懸命追い続けること」と「忍耐」。「どんなに遅く寝ても体調が悪くても仕事に穴はあけません。意地と体力はあるんでね」と笑う佐藤さんの言葉には、努力は実を結ぶという体験が物語る自信があふれていました。

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