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ハナサカ軍手ィ(ぐんてぃ)プロジェクト 代表 菅 駿一さん、副代表 加藤 颯さん

学生という甘えは出さず 理念を受け継ぎ活動を継続sb01

ポップなデザインが可愛いカラフル軍手「軍手ィ」。「ハナサカ軍手ィプロジェクト」は、信州大学繊維学部の学生有志が「軍手ィを使って上田市、長野県を盛り上げよう」と2009年に立ち上げた地域貢献活動サークルです。自分たちでデザイン、製作した軍手ィを販売し、その収益で長野県全域の小学校1年生に、子ども用サイズの「ちび軍手ィ」をプレゼントしています。活動を始めて7年目。昨年は過去最高の1万3000双を売り上げ、初年度は上田市のみだったちび軍手ィの配布地域も8市町村に増えました。

現在は2年生〜院生まで26人のメンバーが、営業・広報・商品の各部門に分かれて活動。立ち上げ当初のメンバーこそいませんが、先輩の意思や想いを受け継ぎながら活動を続けています。「学生の力だけで7年間続けてきたからこそ周りの方に認められた」としながらも、ここまで継続できたのは「協力してくれる大人の方がいたからこそ」だと言います。

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プリンターを貸与していただいているミマキエンジニアリングさんをはじめ、企業の方に協賛していただかなければ成り立ちません。応援、協力していただく方にきちんとした説明ができるよう、毎年企画書を作って活動方針や計画を明確にし、「学生だから仕方ない」といった甘えは捨てて活動しています。ヒットの法則は「僕たちが聞きたいくらいです」と声を揃えるふたりですが、彼らの見せる真摯な言動と、積み重ねてきた地道な活動が周囲の心を動かしたことは間違いありません。

メンバーの中には軍手ィの活動がしたくて繊維学部に入学したという人もいるそうで、「メンバーそれぞれが楽しみを見つけて頑張っている」ことも活動を盛り上げている要因のひとつ。新しい世代、用途、環境へアプローチするのが2015年のテーマ。間もなく始まる冬本番を前に、今年も新たな軍手ィの花が開花を始めます。

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